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大騒ぎなので ニュース記事に関連したブログ

2008/05/30 13:12

 


あまりテレビを見ないので、川田さんは亡くなられてから初めてお名前を聞いた。

私の友人にも、フリーアナウンサーはいるが、聞けばたしかに自分のしたくない仕事もとっていかないとならないという。
フリーになってまもなくの川田さんには、いろいろなプレッシャーがあったことは想像にかたくない。テレビに出る仕事なので曇った表情もみせられない。

何もかもいえる相談相手を得られなかったというのが、不幸であったのかもしれない。

彼女のブログを拝読したが、明らかにSOSを発している。それでもがんばろう、と書いてあるのが痛々しい。

一度、ブログを書くのをやめる、といいながら翌々日には再開している。

彼女がうつに罹患していたことはまず確実で、体の不調と仕事との板ばさみで、さらに精神的に追い詰められていたことも想像できる。
言葉は違うが、ブログ上で「苦しい。だけどがんばる」ということを繰り返していっているのが「うつ」の証左である。
単純な思考しかできなくなってくるのは、うつの特徴だからだ。


ただ練炭を使っての一酸化中毒が死因だという。奇妙に思った。

練炭は、最近では「ネットで知り合った面識のない者同士の集団自殺」によく用いられる。集団で確率高く死ねるからだろうと思う。

一酸化炭素を吸引すると、一瞬にして意識がなくなり死に至る。

ただひとりで死ぬには手間がかかる。
そこには自分の顔や体を傷つけたくないという思いがあったのかもしれない。

嫌な話だが、うつによる自殺者は飛び込み、飛び降り、首吊りなど確度の高い死をえらぶ。死後、自分の遺体の処理に、他人がいやな思いをするとか、自分の遺体がきれいでなくちゃいやだなどとは考えない、というより考える精神的な余裕などもはやないからだ。

そう考えると、川田さんはわざわざ練炭などを買い、ひとけのない場所を選び、くるまのドアなどに目張りをするという、結構手間のかかる方法を選んだということは、自分が死んだ後のことを考える余裕があったのではなかったと思う。

せめて顔や体は傷つけずに死にたいと思ったのかもしれない。

死に至るまでのわずかな時間に、誰かが自分を見つけてはくれまいか、という無意識がそうさせたのかもしれない。

そうなると腕をつかんででも仕事をやめさせ、十分な休養と治療時間を与えたならば、事なきをえた可能性は十分にあるので、そう考えたひとが周囲にいたら悔やんだであろう。

自殺者は年に3万人。
交通事故犠牲者の3倍以上。

いまの段階では失礼な話なのかもしれないが、いつか川田さんの死も世間からは忘れられていくだろう。

でも自分の周囲にこういう方がいたとすれば、一生忘れられないはず。
しんどい世間で生きていく仲間同士、自ら死を選ばないようにもっと他人におせっかいになってもいいのだと思う。

川田さんのご冥福を心よりお祈りいたします。

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